私は現在、20代の社会人として働きながら、将来「医療通訳」として活動することを目指して勉強しています。
私の母は、現役の医療通訳士です。言葉の壁に不安を抱える患者さんに寄り添う母の姿を間近で見て、
「私もいつか、母のようなプロになりたい」と決意しました。
しかし、医療通訳という専門性の高い現場に立つには、今の私にはまだ「土台」が足りません。
そこで私は、医療通訳の単語学習と並行してHSK6級の取得を目標に掲げました。
今回は、なぜ私が数ある資格の中から「HSK6級」を戦略的に選んだのか。
その4つの理由をお話しします。
医療通訳士である母から言われ、大切にしている理想像
医療の専門用語を、患者の立場・環境を考慮しながらわかりやすくかみ砕き患者に伝える。
そのために、医療単語であったり、医療通訳やそれ以前の中国語でのコミュニケーションなどを意識して(アプリや家族の協力の元)学習しています。
医療通訳の前に「HSK6級」から固める4つの戦略的理由
医療通訳士である母から言われた、私は以下の4点を重視してキャリアの土台作りをしています。
1. 中国政府公認の「世界共通基準」である信頼性
HSK(漢語水平考試)は中国政府教育部が公認する、世界で最も認知度の高い中国語検定です。
日本国内には「中国語検定(中検)」もありますが、中検が日本独自の基準であるのに対し、HSKは世界160カ国以上で実施されています。
私の中国人の知人も「HSKなら知っている」と言っていました。
将来、日本国内だけでなくグローバルな環境で活動する可能性を考えると、
世界共通の身分証明書となるHSKは、プロとして活動するための強力な裏付けになります。
2. 国家資格「通訳案内士」の筆記試験免除
あまり知られていない大きなメリットが、HSK6級(180点以上)を取得すると、国家資格「全国通訳案内士」の外国語(中国語)筆記試験が免除されるという点です。
私のメインゴールは医療通訳ですが、この免除制度を活用して通訳案内士の資格も視野に入れることで、
通訳者としてのキャリアの幅を大きく広げることができると考えました。
医療通訳自体は、通訳案内士など国家資格を取得せずとも仕事は行えますが、HSK6級を取ったその先の目標の一つとしても良いなと思っています。まだまだ遠すぎますがね…
3. 医療現場で必須となる「実力の裏付け」
通訳という仕事に必ずしも免許は必要ありません。しかし、人の命を預かる医療現場では、医師や患者様から「この通訳なら安心だ」という信頼を瞬時に得る必要があります。
「HSK6級保持」という客観的な数値は、現場に立つ前の最低限の「切符」です。
実績のない私がプロのスタートラインに立つためには、確固たる裏付けが必要だと感じています。
4. 基礎力の欠如は「無責任」に繋がる
母の仕事を見学して痛感したのは、現場の緊張感とプレッシャーです。そこでは教科書通りのやり取りではなく、専門用語や生きた会話が飛び交います。
「現場はそんなに甘くない」
その言葉の重みを肌で感じたからこそ、曖昧な基礎のまま現場に立つことは、患者様に対して無責任であると考えました。
HSK6級の語彙力を固めることは、自分を守り、患者様を守るための「最低限の準備」なのです。
資格は「ゴール」ではなく「スタートライン」
もちろん、HSK6級を取ったからといって、すぐに完璧な医療通訳ができるわけではありません。医療用語や現場での立ち振る舞いなど、学ぶべきことは山ほどあります。
しかし、軸となる基礎体力(語学力)がなければ、その先の専門知識を積み上げることもできません。
私にとってのHSK6級は、憧れの母や現場のプロの方々と同じ土俵に上がるための、大切な一歩目です。
まとめ:一歩ずつ、医療と心をむすぶ通訳へ
これから私がHSK6級合格、そして医療通訳のプロへと成長していく過程を、失敗も成功もありのままに発信していきたいと思っています。
- 今の中国語学習に行き詰まっている方
- 医療通訳という仕事に興味がある方
- 20代で新しいキャリアに挑戦したい方
同じ志を持つ皆さんと共に、まずは目の前の一歩を着実に上っていきたいと思います。
